TOMIYASU METAL PRINTING CO.,LTD
富士機械工業が手がける金属印刷機モデル全てを保有
日本有数の金属印刷メーカー
富安金属印刷株式会社様は、富士機械工業が手がける金属印刷機のモデルの全てを保有する日本有数の金属印刷メーカーです。ブリキ板その他金属板への印刷、製版及び、それに伴う様々な業務を通して、“色の創造”と“彩の文化”の表現者として、限りなく「自然に近い色の再現」を追求し、人が表現できる色彩の領域の拡大に挑戦し続けています。この度は、当社の印刷機が稼働している大阪工場を訪ね、製品導入のきっかけや長年の取引でのエピソードなどを伺いました。
- 会社名
- 富安金属印刷株式会社様
- 機種
- PRIMEX-P453S、P450、P451、P400
- キーワード
-
金属印刷機
H.K
富安金属印刷株式会社
代表取締役副社長
K.K
富安金属印刷株式会社
取締役工場長
K.O
富安金属印刷株式会社
取締役副工場長
N.O
富士機械工業株式会社
金属印刷機械部 営業
INTERVIEW
目次
- メイド・イン・ジャパンならではの信頼性・安全性・操作性
- オペレーターの負担減少、作業性、品質向上へ 印刷機における革新的な設備開発
- お菓子にコーヒー、海苔、缶詰… 日常生活の様々なシーンに登場する金属容器
メイド・イン・ジャパンならではの信頼性・安全性・操作性
N.O
改めて、当社の金属印刷機を導入された時期を教えていただけますか?
H.K
利用開始は、1970年代前半だと記憶しています。また、現在所有している設備では1988年製が存在していますから、30年以上の付き合いになりますね。国内金属用インキ、塗料メーカーであるDIC(株)との関係から富士機械工業とも繋がり今に至ります。
N.O
導入の決め手は何でしたか?
H.K
1970年代からグラビア印刷機、80年代から金属印刷機を製造販売しているという点で、やはりメイド・イン・ジャパンの信頼性・安全性に加え、操作性に優れたものだったことが大きいですね。うちは金属印刷専門の会社ですから、表面の反射効果を生かした美しい印刷を行うことに徹底したこだわりを持っています。そんな中で、当時の我々の想いをしっかりと汲み取って、要望に応じた機器を提供していただいたと思っています。
オペレーターの負担減少、作業性、品質向上へ 印刷機における革新的な設備開発
N.O
長年、当社の製品をご利用いただいている中で印象的なエピソードなどがあればぜひ、お聞かせください。
K.K
金属印刷機における湿し水は、モルトンローラーと呼ばれる布スリーブを使用していました。昔は、毎日のようにインキの色が替わり、汚れてくるとアシスタントが手洗いの水道で、寒い冬も手で洗い、勤務後も手についた色がなかなか落ちなくて困っていました。ところが、連続給水装置が開発されたことで、オペレーターへの負担が減少し、作業性、品質が革新的に向上しました。当時の印刷機における画期的な設備となり、既存の機械も程なくして全て改良されました。
お菓子にコーヒー、海苔、缶詰… 日常生活の様々なシーンに登場する金属容器
N.O
現在は具体的に当社の印刷機からどのような製品が生まれているのでしょうか?
K.O
一般缶、食料、缶詰、オイル缶、王冠、キャップなどの金属容器です。例えば、お菓子や海苔、お茶の缶、コーヒーやくだもの、魚類の缶、ペール缶、瓶の蓋など、皆さんが日常生活の様々なシーンで目にする、手にする製品を手がけています。
N.O
日常生活のあらゆるシーンに活用される製品だからこそ、これからも技術力、安全性を徹底しようと気が引き締まります
K.K
現在大阪工場では、金属印刷機の最新型 PRIMEX-P453Sの1号機を導入しています。P453Sの「S(Shortの頭文字)」が示すように、省スペース化のおかげで、当社希望通りのライン構成で機械を導入できました。従来の機械長での導入は困難だったと思います。また、インキング配列の変更により、インキと水のバランスが改善され、印刷が安定するまでの色合わせ時間が短縮され、生産性のアップが実現できました。年々製品に求められる品質が向上しているので、今後も時代のニーズに沿った設計や改善、新しい取り組みについて期待をしています。